トップページ > よくあるご質問 > 会社設立について > 個人事業と法人はどう違うのですか?

個人事業と法人はどう違うのですか?

個人事業は個人が主体となって自己責任で事業を行い、全責任を事業主が負います。

法人の場合は個人とは切り離した別の法人格となるため、そこから生じた責任も事業主本人とは切り離して法人が負うことになります。

例えば、事業を行う上で借入れをする場合、個人事業の場合は事業主本人の借入れです。仮に事業に失敗して返済できなくなったら、事業主個人の財産を売ってでも返さなくてはなりません。

法人の場合は個人とは別の法人格のため、あくまで法人の借入れとなり法人の財産の範囲内で返済します。経営者個人の財産から返済する必要はありません(但し、一般的には経営者本人が個人保証をすることが多くその場合には経営者本人が責任を負うことになります)。

実際は、法人格は別人格と言いつつも法人に問題が生じた場合に経営者本人に対して経営責任が問われることがあります。

 

<個人事業のメリット・デメリット>

✔運営の手間とコストが低く、比較的安易に始めることが可能です。

✔交際費が全額経費(法人の場合、制限があります)となります。

✔青色欠損金(赤字)の控除期間3年間となります。

 

<法人事業のメリット・デメリット>

✔法人は社会的な信用度が高く、取引先によっては、法人でない限り取引をしないといった場合もあります。銀行からの借入も、法人のほうがしやすいといわれています。

✔経営者の報酬、退職金や生命保険などが経費として認められます。(一定の条件があります)

✔青色欠損金(赤字)の控除期間は9年間で個人に比べて長いです。

✔法人住民税の均等割(資本金等の額によって決定されます)を赤字でも支払います。

✔社会保険への加入が必要になります。

✔会社設立をする場合、法務局への登記が必要になりそのコストがかかります。

✔交際費が全額経費にはなりません。(年間800万円までが経費)

  • ページのTOPへ戻る